私は、平成6年ごろに、特養ホームのことを知り、ぜひ鷲宮町に老人ホームを作りたいと考え始めました。
そのきっかけは、夫が平成4年に地元に内科専門の医院を開設したのを機会に、患者さんであるお年寄り方と会話する時間が自然と多くなってからです。
そんな中で沢山の高齢者の方が、多くの問題や心配ごと、そして寂しさを抱えて一生懸命に生活されていることを知りました。
人は誰もが老いを迎え、誰かの支えが必要とならざる得ない場合がきます。そんな時を、とても身近なこととして感じているお年寄りの不安が痛いほど伝わってくるようでした。
特養ホームやデイサービスを知るほどに、自分自身の生まれ育った大家族の環境を思い起こし、施設なら私にも何かお年寄りの方にお役に立てるのではないかという夢が膨らんでいました。
現在の恒寿苑の敷地を、理事長である私の父が「皆様に喜んで頂けるならば」と無償提供、医療面では、相沢医院の協力を得、他多くの皆様に幸いにもご指導頂き、平成9年4月に開所し、今日を迎えることができました。
措置の時代から、介護保険制度へと移行し、多様な要望が生まれています。 そんな中で、恒寿苑スタッフと共に施設長としてお年寄りおひとりおひとりに、
「今、何が一番必要なのか、何が大切なのかを常に考えられる人でありたい。」
それが、きっと私のライフワークなのかもしれません。
そして、常に開設当時の思いを大切に、そしてこれからも・・・・
特別養護老人ホーム 恒寿苑
施設長 相沢 京子
私たちひとりひとりが、家庭的で暖かな安らぎある生活の場を作り相手の立場に立てる援助者になれるよう心がけます。
サービスの5ステップ
は じ め に